海外ジャーナルレビュー : 「その他」

舌・耳二重電気刺激で耳鳴を治す?
Bimodal neuromodulation combining sound and tongue stimulation reduces tinnitus symptoms in a large randomized clinical study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:Science Translational Medicine
年月:October 2020
巻:12
開始ページ:eabb2830
【背景】
慢性耳鳴の治療には決め手がないが、耳(音)と舌への二重電気刺激(bimodal neuromodulation)を行う非侵襲的デバイスの臨床試験がおこなわれた。University of MinnesotaのLimらによるもので、成人慢性耳鳴患者326名を対象とするDBRCTである。参加者を異なる設定の電気刺激にランダムに割り付け、臨床アウトカムを12週間の治療期間と治療後12ヶ月に段階的に評価した。一次アウトカムは、Tinnitus handicap inventory(THI)(Cohen’s d effect size)およびTinnitus Functional Index(TFI)に基づく耳鳴重症度の減少である。
【結論】
Bimodal neuromodulationの一次アウトカム有効性を認めた(THI:−0.87から−0.92[P<0.001]、TFI:−0.77から−0.87[P <0.001])。有効性は治療後12ヶ月間持続し、重篤有害事象はなかった。
【評価】
「他ニューロンの活性化で耳鳴ニューロンを抑制する」という単純な方法論で、幾つかの試みがあったが、今回のデバイスは相当の効果を示したようである。ただし、純粋なシャム対照RCTではない。Neuromod社(https://www.neuromoddevices.com/company/technology)の製品で、既に$2,900〜$3,200で販売されており、FDA承認申請中という。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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