海外ジャーナルレビュー : 「その他」

IPD患者へのiPSC由来ドパミン神経前駆細胞移植を報告
Personalized iPSC-Derived Dopamine Progenitor Cells for Parkinson’s Disease [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:May 2020
巻:382
開始ページ:1926
【背景】
iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いたパーキンソン病治療のパイロット試験が実行された。Massachusetts General HospitalのSchweitzerらによるもので、特発性パーキンソン病(IPD)患者に、本人由来iPSCs から分化させたドパミン神経前駆細胞を移植したものである。移植は両側被殻に6か月間隔で行った。
【結論】
18F-DOPA-PETにより、移植細胞片が左側で24か月、右側で18か月生存していることが示唆された。手術後のパーキンソン病症状の臨床評価値は、移植後18〜24か月で安定または改善した。移植前と比較して、レボドパ一日必要量が6%減少した。ジスキネジア他の神経学的有害事象は報告されなかった。
【評価】
日本CiRAの公開研究の陰で行われていたパイロット試験で、ビリオネア患者の自費によるものである。「非倫理すれすれ」と評される (https://www.statnews.com/2020/05/14/ethics-questions-swirl-around-historic-parkinsons-experiment/)。日本データとの対比が必要となる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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