海外ジャーナルレビュー : 「その他」

CDCが米国の多剤耐性菌感染症バーデンの現況を報告
Multidrug-Resistant Bacterial Infections in U.S. Hospitalized Patients, 2012-2017 [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:April 2020
巻:382
開始ページ:1309
【背景】
米国における多剤耐性(MDR)菌感染症の現況は。同国CDCのJerniganらは、890病院の2012〜2017年入院患者データ(n=4160万)を解析した。対象菌は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)・バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)・ESBL産生示唆エンテロバクター(広域セファロスポリン耐性)・カルバペネム耐性エンテロバクター・カルバペネム耐性アシネトバクター・MDR 緑膿菌である。院内感染と市中感染の両発生数を推定した。
【結論】
入院患者における対象病原菌感染は622,390件と推定された。これらの83%は市中起源、17%は院内起源であった。大部分はMRSA感染症と ESBL感染症であった(各52%・32%)。2012〜2017年には、MRSA・VRE・カルバペネム耐性アシネトバクター・MDR緑膿菌の感染症率が低下した。カルバペネム耐性エンテロバクター感染症の発生率に有意な変化はなかった。ESBL感染症の発生率は53.3%上昇し、これは市中感染例の増加によるものであった。
【評価】
総発生数ではほとんど変化がないこと、結論に示された菌種による感染症の発生は院内であり、院内におけるこれら細菌の感染予防には効果がみられる、としている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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