海外ジャーナルレビュー : 「その他」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)重症患者に回復期血漿:深セン5例報告
Treatment of 5 Critically Ill Patients With COVID-19 With Convalescent Plasma [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:March 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
回復期血漿輸血は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)重症患者に対する筋の良いアプローチである。中国Southern University of Science and Technology(南方科技大学)のLiuらは、2020年1月20日〜2020年3月25日にCOVID-19でARDSとなった5名の患者(36〜65歳、女性2名)に対して行われた回復期血漿輸血の経験を報告している。一次アウトカム・指標は、体温変化・SOFAスコア・PaO2/FiO2・ウイルスロード・血清抗体価・血液生化学検査指標・ARDSステータス・ECMOサポートである。
【結論】
血漿輸血後、4名の患者で3日以内に体温が正常化、SOFAスコアが低下し、PaO2/FiO2が12日以内に上昇した(前172-276、後284-366)。ウイルスは輸血後12日以内に陰性になり、SARS-CoV-2特異的ELISAおよび中和抗体価は輸血後に増加した。ARDSは輸血後12日で4名で解消、3名は治療2週間以内に人工呼吸器を外した。3名は退院し(滞在期間:53、51、55日)、2名は輸血後37日で安定した。
【評価】
SARS・インフルエンザで多数研究が行われており、探索的メタ解析が「有望」とみている方法である(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25030060)。米FDAは、3月24日に対COVID-19に対する最初の研究的治療法(IND)として承認している(https://www.fda.gov/vaccines-blood-biologics/investigational-new-drug-ind-or-device-exemption-ide-process-cber/investigational-covid-19-convalescent-plasma-emergency-inds)。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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