海外ジャーナルレビュー : 「その他」

放棄された抗肥満薬fenfluramineをDravet症候群のてんかん発作に転用
Fenfluramine hydrochloride for the treatment of seizures in Dravet syndrome: a randomised, double-blind, placebo-controlled trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The Lancet
年月:December 2019
巻:394
開始ページ:2243
【背景】
既存の抗てんかん薬に食欲抑制薬fenfluramineを追加するとDravet症候群患者のてんかん発作頻度が減少する、という小規模研究報告がなされた。ベルギーUniversity of LeuvenのLagaeらは、同症候群患者(平均年齢9歳)を対象として、服用中の抗てんかん薬に同薬を追加する第3相RCTを行った(対照:プラセボ)。一次エンドポイントは、1ヶ月痙攣発作頻度(MCSF)の変化である。
【結論】
Fenfluramineの一次エンドポイント効果を認めた(0.7 mg/kg:74.9% vs. 62.3%)。主な有害事象は、食欲減退・下痢・疲労感であり、心エコー検査にて心臓弁膜機能は正常、肺動脈性肺高血圧症の発症はみられなかった。
【評価】
抗肥満薬としては放棄されたSRA薬の意外な効果の発見である。Zogenix社は、同薬をLennox-Gastaut症候群にも適用拡大するため臨床試験を進めている(NCT03936777)。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
介護報酬の解釈 1 単位数表編 令和元年10月版

介護報酬の解釈 1 単位数表編 令和元年10月版
出版社:社会保険研究所

5,280 円(税込)

JAID/JSC感染症治療ガイド 2019

JAID/JSC感染症治療ガイド 2019
出版社:ライフサイエンス出版

2,640 円(税込)

よくわかる新生児マススクリーニングガイドブック

よくわかる新生児マススクリーニングガイドブック
出版社:診断と治療社

5,500 円(税込)

ICUに配属ですか?!

ICUに配属ですか?!
出版社:メディカ出版

2,640 円(税込)

誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた 第2版

誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた 第2版
出版社:医学書院

3,850 円(税込)

Medical Online English Site