海外ジャーナルレビュー : 「その他」

1型未熟児網膜症予防のためのミオイノシトールは有害無益
Effects of Myo-inositol on Type 1 Retinopathy of Prematurity Among Preterm Infants <28 Weeks’ Gestational Age: A Randomized Clinical Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:October 2018
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
Cochraneメタアナリシスは ミオイノシトール補給が未熟児網膜症(ROP)予防に有望としたが、RCTベースの強化を求めた。University of RochesterのPhelpsらは、胎齢28週未満の新生児638名(予定対象者数1,760)を対象としてこれを検証するRCTを行った。対象児を10週間、12hごとにミオイノシトール投与を行う介入群(n=317)とプラセボ群(n=321)に割り付けた。有益性一次アウトカムは1型ROPの発症無しでの生存、無益性一次アウトカムはROP発症または発症前死亡である。
【結論】
ミオイノシトール群で無益性一次アウトカムが有意に多く、試験は早期に中止された(調整リスク差7%)。重度有害事象(壊死性腸炎・灌流障害・低血圧・脳室内出血・全身感染症・呼吸困難等)も介入群が多いとみられた。
【評価】
Mayoによる2016年のメタアナリシスは、エビデンスのあるROP予防法はまだ見当たらないとしている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26962240)。この方法は簡明で期待されたが、失敗した。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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