海外ジャーナルレビュー : 「その他」

結核再発リスクを菌MICによって予測する
Bacterial Factors That Predict Relapse after Tuberculosis Therapy [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:August 2018
巻:379
開始ページ:823
【背景】
結核の治療後再発は大きな問題である。Rutgers-New Jersey Medical SchoolのColangeliらは既存22研究のデータを用いて、耐性ブレイクポイント未満での最小発育阻止濃度(MIC)と再発リスクの関連を検討した。
【結論】
治療前に分離培養した結核菌のMICが耐性ブレイクポイント未満である場合でも、イソニアジド(INH)・リファンピシン(RFP)に対するMIC値が高いほど再発リスクが大きかった。開発コホートではブレイクポイント未満のMIC値は再発群で完治群のと比較するとINHで1.17倍(INH)・RFPで1.53倍(RFP)であった。交差検証解析で感度75.0%を達成するINH・RFPのMICモデルスコアを用いた場合、再発は開発コホートで特異度76.5%で予測され、検証コホートでは感度70.0%、特異度100%で予測された。
【評価】
薬剤耐性がない結核菌の再発リスクがMICで簡明に予測できることを示した。NEJM Editorialは、近未来に菌ゲノムから治療法を決定するより簡易迅速なシステムが開発されることを予測している。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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