海外ジャーナルレビュー : 「その他」

便移植はカプセルでもよい
Effect of Oral Capsule- vs Colonoscopy-Delivered Fecal Microbiota Transplantation on Recurrent Clostridium difficile Infection : A Randomized Clinical Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:その他
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:November 2017
巻:318
開始ページ:1985
【背景】
便微生物移植(FMT)のC. difficile感染症(RCDI)予防効果が示されているが、内視鏡下投与しなければだめなのか。カナダUniversity of AlbertaのKaoらは、成人RCDI患者116名を対象として、内視鏡下と経口カプセルとによるFMTの次回感染予防効果を比較する非劣性非盲検無作為化試験を行った。一次アウトカムは、FMT12週後における無RCDI患者比率である。
【結論】
Per-protocol解析で非劣性基準を満たした(一次アウトカムは両群とも96.2%)。各群で1名がFMTと関連のない心肺基礎疾患により死亡した。軽度有害事象の発生率は、カプセル群で5.4%、内視鏡群で12.5%であった。QOLの改善に有意差はなかった。カプセル群患者は、投与を「全く不快ではなかった」と感じた比率が有意に高かった(66% vs 44%)。
【評価】
当然考えられるべき方策が成功し、著効患者の声がメディアに紹介されている(http://www.cbc.ca/news/canada/edmonton/capsule-for-fecal-transplant-as-good-as-colonoscopy-to-treat-c-difficile-1.4424444)。今回のカプセルはかなり大きく、浣腸なら内視鏡より侵襲的でない。カプセルがスタンダードになるかどうかは興味深い。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(その他)
The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Journal of the American Medical Association (JAMA)、British Medical Journal (BMJ)、Annals of Internal Medicine (Ann Intern Med)
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