今週のおすすめ文献(くすり関連)アブストラクト閲覧無料!
よく利用されている文献の中から、アブストラクトを無料で紹介します。
月:内科 火:看護 水:外科 木:医療技術 金:くすり
海外ジャーナルレビュー
「循環器」「癌」「生活習慣病」「救急医療」「整形外科・理学療法」「看護・母子医学」などの主要海外ジャーナルから、最新の記事のレビュー(日本語)と関連するメディカルオンラインの文献を紹介します。
- 定量的瞳孔指数で急性脳損傷の予後を予測する (The Lancet Neurology)
- レジスタントスターチによる腸内細菌叢の調整でGVHDを予防できる? (Nature Medicine)
- ChatGPTは心停止・心肺蘇生についての疑問に適切に回答できる (Resuscitation)
- 小児虫垂炎は血液マーカーで単純性と穿孔性を識別できる? (JAMA Pediatrics)
- 経食道心エコー・POCUSで大動脈解離を診断 (Academic Emergency Medicine)
FDAニュース
FDA(U S Food and Drug Administration)発表の医薬品、医療機器に関する安全情報・承認情報から、主な記事(日本語)とそれに関連するメディカルオンラインの文献を紹介します(毎週1~2記事)。
- COVID-19公衆衛生危機から得た教訓は、今後の危機にも生かされる (PRODUCT APPROVALS -Drug-)
- 早産リスク軽減を適応とするプロゲスチン製剤Makenaの迅速承認を取り消し (PRODUCT SAFETY -Drug-)
学会カレンダー
ニュース・プレスリリース
くすり新着医薬品
くすりサイトに、ここ数ヶ月に薬価収載された医療用薬を紹介しています。
商品名
商品名
プロダクト(医療機器)新着企業
プロダクトサイトに新規に掲載した企業を紹介しています。
医療裁判・コラム
- 医療裁判: 医療に関連した国内の裁判判例について、医療現場に役立つ視点で紹介・解説しています。また、判例に関連したメディカルオンラインの文献も紹介しています。
- コラム: 医療現場および病院経営等において、弁護士に問い合わせをしたくなるような法律に関する疑問についてQ&A方式で解説しています。
医療裁判:膀胱刺激症状を訴える患者の膀胱癌の発見が遅れた事例
2024年03月15日
頻尿,陰部の不快感等を訴えて長期通院し,抗菌薬等を処方されていた患者が,精密検査により浸潤性尿路上皮癌が発見され,開腹膀胱前立腺尿道摘除術および回腸導管造設術を受けた結果,永久的にストマを要する状態となった。患者は長期通院していた病院に対し,早期に尿細胞診または膀胱内視鏡検査を行うか,そのような検査可能な医療機関を紹介すべき注意義務違反により,膀胱癌の発見の機会を失わせ,永久的にストマを要する膀胱と直腸の各機能障害の後遺障害を負わせた等として,医師に対し損害賠償を求めた。
審理の結果,請求は棄却された。(大阪地方裁判所令和2年6月24日判決)
コラム:院内パソコン等のモニタリングについて
2024年02月15日
当院では、当院所有のパソコンやタブレットを職員が業務に使用しているのですが、一部の職員が、業務時間中に、私的メールやSNS、ネットサーフィン等をしている疑いが出てきました。確実な証拠がないため、院内パソコン等をモニタリングして、業務時間中の私的利用の事実を確認しようと思うのですが、そもそもこのようなモニタリングをしても大丈夫なのでしょうか。
医療裁判:白内障手術実施中の中止判断
2024年01月15日
左眼老人性白内障に対する白内障手術を受けた患者(女性,当時75歳)が,術後,左眼耳下側の網膜における増殖性硝子体網膜症(PVR)および裂孔原性網膜剥離を発症した。
患者は,執刀医には,本件手術中に眼圧が上昇し,前房が十分確保されない状態となった時点で手術を中止すべき注意義務の違反があったなどと主張して,病院を経営する医療法人および執刀医個人に対して,損害賠償請求を行った。
裁判所は,執刀医の過失を認め,請求の一部を認容した。(鹿児島地方裁判所平成30年5月22日判決)