海外ジャーナルレビュー : 「理学療法」

高齢者転倒予防のための個別化多因子介入の大規模RCT(STRIDE)、結果は意外な「無益」
A Randomized Trial of a Multifactorial Strategy to Prevent Serious Fall Injuries [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:理学療法
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:July 2020
巻:383
開始ページ:129
【背景】
高齢者の転倒予防のためには、患者のリスク様相に適した個別化介入がよいと期待される。Brigham and Women’s HospitalのBhasinら(STRIDE)は、全米10医療システム下86プライマリケア診療施設で、看護師主導の患者別リスク評価ベースの多因子介入手法の有効性を検証するRCTを行なった(介入群:n=2,802、標準手法n=2,649)。一次アウトカムは、重度外傷を引き起こす転倒の初発である。
【結論】
個別化介入の一次アウトカム効果を認めなかった。自己報告による初回転倒による外傷発生リスクはやや低下した(HR:0.90)。入院・死亡リスクにも差はなかった。
【評価】
丁寧に行われた介入のようであり、著者らは「unexpected」と記している。2018年のレビューが効果を認めており(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30035305/)、標準化のための確認として行われた大規模試験だったが、残念な出直しとなった。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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