海外ジャーナルレビュー : 「理学療法」

妊婦へのスポーツガイドラインはアップデートが必要
Why can’t I exercise during pregnancy? Time to revisit medical ‘absolute’ and ‘relative’ contraindications: systematic review of evidence of harm and a call to action [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:理学療法
ジャーナル名:British Journal of Sports Medicine
年月:June 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
ガイドラインは妊婦への適度な運動を推奨しているが、運動が禁忌となる妊婦に関する新たな知見は。カナダUniversity of AlbertaのDavenportらは44文献を対象として、妊婦への運動制限が必要な病態に関するエビデンスを再評価するレビューを行なった。
【結論】
現在運動が禁忌とされている妊娠高血圧・双子妊娠など11合併症・症状では、指導下か否かを問わず通常の運動は特に問題がない可能性が高かった。他方、重度循環器疾患・常位胎盤早期剥離・前置血管・管理不良T1D・子宮内胎児発育遅延・切迫早産・重度子癇前症・子宮頚管無力症など合併症は流産や死亡リスクとの関連が強く、運動の絶対禁忌が必要だった。
【評価】
妊婦への運動は産後の骨粗鬆症や鬱症状を予防するためにも重要である。日本臨床スポーツ医学会産婦人科部会の妊婦スポーツの安全管理基準(https://www.rinspo.jp/pdf/proposal_11-1.pdf)では、「高血圧症、糖尿病、肥満症などの妊娠中の合併症の予防と治療を目的とする運動療法は、専門医と相談 の上で十分に注意して実施すること」としており、安全性を考慮して専門家指導下での運動を推奨している。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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