海外ジャーナルレビュー : 「理学療法」

上腕骨骨幹部骨折に手術は必要ない?
Effect of Surgery vs Functional Bracing on Functional Outcome Among Patients With Closed Displaced Humeral Shaft Fractures: The FISH Randomized Clinical Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:理学療法
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:May 2020
巻:323
開始ページ:1792
【背景】
上腕骨骨幹部骨折への観血的整復固定術が増えているが、機能的装具(functional brace)より有益なのか。フィンランドUniversity of HelsinkiのRamoら(FISH)は、閉鎖性で変位を伴う上腕骨骨幹部骨折患者82名を対象としてこれを検証するRCTを行なった。一次アウトカムは、12ヶ月でのDisabilities of Arm, Shoulder and Hand(DASH)スコアである。
【結論】
一次アウトカムに群間差はなかったが(手術群8.9 vs. 装具装着群12.0、群間差−3.1点)、12ヶ月の間に30%のfunctional brace装着群患者に手術が必要となった。
【評価】
術後6週〜3ヶ月までは手術群の機能アウトカムが良好だったが、その後は同等になったという。ただし、遅れて手術群に転じた患者の1年後アウトカムは直手術患者より劣ったとされ、さらなる長期結果報告が期待される。
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