海外ジャーナルレビュー : 「理学療法」

進行癌患者にテレリハ
Effect of Collaborative Telerehabilitation on Functional Impairment and Pain Among Patients With Advanced-Stage Cancer: A Randomized Clinical Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:理学療法
ジャーナル名:JAMA Oncology
年月:April 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
電話・インターネットを用いて遠隔でセラピストの指導を受けるテレリハビリテーションは、癌患者に有効か。Mayo ClinicのChevilleら(COPE)は、これを検証するRCTを行った。ステージIII C〜IV癌患者516名を、テレリハビリ(TR)群・TR+鎮痛(TR+P)群・対照群に割り付け、TR群には医師とPTチームによる6ヶ月のテレリハビリテーションを行い、TR+P群にはさらに看護師が薬剤を用いて疼痛管理を行った。一次アウトカムは、3・6ヶ月での身体機能(Activity Measure for Postacute Care computer adaptive test)・疼痛(Brief Pain Inventory)・QOL(EQ-5D-3L)である。
【結論】
TRの一次アウトカム有効性を認めた(身体機能差1.3・QOL差0.04)。TR・TR+P両群で疼痛低減と退院の高オッズがみられ、TR群のみで入院日数短縮がみられた。
【評価】
アメリカでテレケアの臨床試験が進んでおり、過敏性大腸症候群患者に対する遠隔認知行動療法が有効だった、という報告もある(https://gut.bmj.com/content/early/2019/03/26/gutjnl-2018-317805)。がん患者のリハビリはビジネスチャンスも多そうであり、最適の遠隔指導モードを探すさらなる探求が加速されよう。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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