海外ジャーナルレビュー : 「理学療法」

筋トレだけでも全原因・癌原因死亡リスクは減る
Does strength promoting exercise confer unique health benefits? A pooled analysis of eleven population cohorts with all-cause, cancer, and cardiovascular mortality endpoints [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:理学療法
ジャーナル名:American Journal of Epidemiology
年月:October 2017
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
ウォーキングや有酸素運動の生存効果が示されているが、筋力トレーニング(strength-promoting exercise: SPE)はどうか。オーストラリアUniversity of SydneyのStamatakisらは、Health Survey for England(HSE)・Scottish Health Survey(SHS)のデータに基づき、SPEと全原因・癌原因・心血管疾患原因死亡リスクの関連を検討するコホート研究を行った(n=80,306)。
【結論】
SPEを少しでも行っている対象者は、全原因(0.77)・癌原因(0.69)死亡リスクが低下した。SPEガイドラインのみへのアドヒアランス(週2回以上)でも全原因(0.79)・癌原因(0.66)死亡リスクは低下した。他方、有酸素運動ガイドラインのみへのアドヒアランスは、全原因(0.84)・心血管原因(0.78)死亡リスク低下と関連し、両ガイドラインへのアドヒアランスは全原因(0.71)・癌原因(0.70)死亡リスクの低下と関連した。
【評価】
筋トレと死亡リスクの関連を検討した最大の研究で、「腕立て伏せだけ」でも生存効果があることを示した。興味深いことに、著者らは家庭での自重トレーニングは器具を用いたジムでの運動と同等に近い効果があるとし、ジムが苦手な人は簡単な筋トレを好みの環境で行えばよい、としている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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