海外ジャーナルレビュー : 「癌」

発熱性好中球減少症一次予防でのG-CSFは5日でよい
A multicentre, randomised trial comparing schedules of G-CSF (filgrastim) administration for primary prophylaxis of chemotherapy-induced febrile neutropenia in early stage breast cancer [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:Annals of Oncology
年月:July 2020
巻:31
開始ページ:951
【背景】
発熱性好中球減少症(FN)はがん化学療法における重要な問題で、発症頻度が20%を超える化学療法レジメンではG-CSF製剤による一次予防的投与が推奨されているが、至適な期間は定まっていない。カナダOttawa Hospital Cancer CentreのClemonsらによるランダム化比較試験は、フィルグラスチム投与を受ける早期乳がん患者を、当初は5日間、7日間、10日間の3群に、プロトコル改定後は5日間または7/10日間の2群に割り付け、FN・治療関連入院を比較した(n=466)。
【結論】
39.5%が5日間群に割り付けられた。5日間群と7/10日間群のFN・治療関連入院リスクの差は、サイクルあたり?1.52%で、非劣性が認められた。FN・治療関連入院が一度以上発生した患者の割合は、5日間群で11.8%、7/10日間群では14.96%であった。
【評価】
G-CSF投与期間については5〜10日までと幅があったが、本試験で5日間投与の非劣性が示されたことで、今後は5日間投与が標準とみなされるだろう。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
今日の治療薬 2020

今日の治療薬 2020
出版社:南江堂

5,060 円(税込)

診療報酬2020【BASIC】点数表

診療報酬2020【BASIC】点数表
出版社:医学通信社

3,300 円(税込)

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携
出版社:日本心臓リハビリテーション学会

6,600 円(税込)

Medical Online English Site