海外ジャーナルレビュー : 「癌」

高リスクB細胞非ホジキンリンパ腫の小児でリツキシマブを追加、EFS改善
Rituximab for High-Risk, Mature B-Cell Non-Hodgkin’s Lymphoma in Children [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:June 2020
巻:382
開始ページ:2207
【背景】
成人の高リスクB細胞非ホジキンリンパ腫では、化学療法へのリツキシマブ追加が標準とされているが、化学療法のアウトカムが良い小児患者でベネフィットはあるか。フランスGustave RoussyのMinard-Colinらは、高リスク成熟B細胞非ホジキンリンパ腫(III期のLDH高レベル患者とIV期患者)または急性リンパ腫の患者を、LMB化学療法またはそれへのリツキシマブ追加に割り付ける第3相国際ランダム化比較試験を実施した(n=328)。
【結論】
85.7%はバーキットリンパ腫患者であった。フォローアップ期間中央値39.9ヵ月でのイベント数は、リツキシマブ群10例、化学療法単独群28例であり、3年無イベント生存率はそれぞれ93.9%、82.3%であった(ハザード比0.32)。死亡はリツキシマブ群で8名、化学療法群で20名であった(0.36)。前治療後のグレード4以上急性有害事象発生率は、リツキシマブ群で高かった(33.3% vs. 24.2%)。
【評価】
小児患者においても、標準化学療法へのリツキシマブ追加によりEFSとOSが大きく向上した。進行B細胞NHL小児における新たな標準治療となるだろう。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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