海外ジャーナルレビュー : 「癌」

肺がん脳転移でのペムブロリズマブ、PD-L1発現の3割で奏効
Pembrolizumab for management of patients with NSCLC and brain metastases: long-term results and biomarker analysis from a non-randomised, open-label, phase 2 trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The Lancet Oncology
年月:April 2020
巻:21
開始ページ:655
【背景】
非小細胞肺がん(NSCLC)において有効性が確立されているペムブロリズマブだが、脳転移に対して効果はあるのか。Yale School of MedicineのGoldbergらは、5〜20 mmの脳転移を有するIV期NSCLC患者(n=42)にペムブロリズマブを投与した第2相試験の最新結果を報告した。
【結論】
中央値8.3ヵ月のフォローアップ期間で、PD-L1発現1%以上の患者37名のうち、11名(29.7%)に脳転移奏効がみられた。PD-L1発現1%未満の患者で奏効はなかった。グレード3・4の治療関連有害事象として肺炎、全身症状、大腸炎、副腎不全、高血糖、低カリウム血症があった。治療関連重篤有害事象は14%に発現し、治療関連死はなかった。
【評価】
奏効患者では3人に一人が2年後にも生存していた。ペムブロリズマブは、メラノーマ脳転移と同様(http://doi.org/10.1200/JCO.18.00204)、肺がん脳転移に対しても有望とみられる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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