海外ジャーナルレビュー : 「癌」

進行メラノーマ切除後にニボルマブ・イピリムマブ併用:第2相IMMUNED試験
Adjuvant nivolumab plus ipilimumab or nivolumab monotherapy versus placebo in patients with resected stage IV melanoma with no evidence of disease (IMMUNED): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 2 trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The Lancet
年月:May 2020
巻:395
開始ページ:1558
【背景】
ニボルマブ・イピリムマブは切除不能・転移性悪性黒色腫において有効性を示しているが、切除可能なIV期黒色腫での術後補助使用は有効か。ドイツUniversity Hospital EssenのZimmerらは、同国の手術または放射線治療後に疾患の証拠がみられないIV期悪性黒色腫患者を、ニボルマブ+イピリムマブ、ニボルマブ+プラセボ、プラセボ+プラセボの3群に割り付ける第2相ランダム化比較試験IMMUNEDを実施した(n=167)。
【結論】
フォローアップ期間中央値28.4ヵ月で、無再発生存期間はニボルマブ+イピリムマブ群で未到達(ハザード比0.23)、ニボルマブ群で12.4ヵ月(0.56)、プラセボ群6.4ヵ月であった。ニボルマブ+イピリムマブ群の1年無再発生存率は75%、ニボルマブ群で52%、プラセボ群では32%であり、2年無再発生存率はそれぞれ70%、42%、14%であった。グレード3・4の治療関連有害事象は、ニボルマブ+イピリムマブ群の71%、ニボルマブ群の27%で報告された。
【評価】
メラノーマのアジュバント設定では、CheckMate 238試験のニボルマブ、EORTC 1325試験のペムブロリズマブが良好なRFSを示している。この試験でもニボルマブ単独および二剤併用における有意なRFS延長を示したが、特に二剤併用群の高率な有害事象は無視できず、有効患者の絞り込みと管理最適化はさらに重要となる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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