海外ジャーナルレビュー : 「癌」

血中微生物cfDNAで小児がんの血流感染症を予測する
Evaluation of Plasma Microbial Cell-Free DNA Sequencing to Predict Bloodstream Infection in Pediatric Patients With Relapsed or Refractory Cancer [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:JAMA Oncology
年月:April 2020
巻:6
開始ページ:552
【背景】
血流感染症(BSI)は、がん治療における重大な合併症であるが、血漿中微生物cell-free DNA(mcfDNA)シーケンシングなどのメタゲノム微生物叢解析法が有望視されている。St Jude Children's Research HospitalのGogginらは、同施設の再発・難治小児がん患者で、化学療法中、造血細胞移植中に血液サンプルを収集し、mcfDNAシーケンシングのBSI予測能を評価した(n=47)。
【結論】
12名で19回のBSIエピソードが発生した。BSI発症前3日間で、mcfDNAシーケンシングの感度は、すべてのBSIについて75%、細菌性BSIについて80%であった。対照陰性サンプルで評価された特異度は、すべての細菌・真菌について82%、一般的なBSI病原体について91%であった。
【評価】
mcfDNAは、良好な感度で症状が発現する前の血流感染を捉えることができた。現時点では偽陽性率が無視できず、高コストで結果の判明までにも時間を要するが、技術的な改善がなされれば小児がんBSIの致死率を下げることが可能になるかもしれない。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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