海外ジャーナルレビュー : 「癌」

再発・難治MM患者でのPd療法に抗CD38抗体薬Isatuximabを追加:第3相ICARIA-MM試験
Isatuximab plus pomalidomide and low-dose dexamethasone versus pomalidomide and low-dose dexamethasone in patients with relapsed and refractory multiple myeloma (ICARIA-MM): a randomised, multicentre, open-label, phase 3 study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The Lancet
年月:November 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
IsatuximabはCD38モノクローナル抗体であり、再発・難治多発性骨髄腫(r/r MM)での第1b相試験においてポマリドミド・低用量デキサメタゾン(Pd療法)への追加で高い奏効率を示している。フランスInstitut Universitaire du Cancer Toulouse OncopoleのAttalらは、レナリドミド・プロテアソーム阻害剤を含む2ライン以上の治療歴を有するr/r MM患者において、ポマリドミド・低用量デキサメタゾン(Pd療法)またはそれへのisatuximab追加を比較する第3相多国籍ランダム化比較試験ICARIA-MMを実施した(n=307)。
【結論】
フォローアップ期間中央値11.6ヵ月で、無増悪生存期間はisatuximab+Pd療法群11.5ヵ月、Pd療法単独群6.5ヵ月であった(ハザード比0.596)。Isatuximab+Pd療法群で多く見られた治療関連有害事象として、輸注反応・上気道感染症・下痢があった。致死的有害事象はisatuximab+Pd療法群の8%、Pd療法群の9%でみられ、有害事象による死亡はそれぞれ1名、2名で発生した。
【評価】
標準治療に追加した三剤療法により増悪リスクを大きく低下させた。r/r MMではダラツムマブに次ぐ抗CD38抗体薬として、新たな選択肢となりうる。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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