海外ジャーナルレビュー : 「癌」

閉経後のHR+/HER2-進行乳がんでは化学療法よりホルモン療法とCDK4/6阻害剤:メタ解析
Endocrine treatment versus chemotherapy in postmenopausal women with hormone receptor-positive, HER2-negative, metastatic breast cancer: a systematic review and network meta-analysis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The Lancet Oncology
年月:October 2019
巻:20
開始ページ:1360
【背景】
進行したHR陽性・HER2陰性乳がん患者では内分泌療法が標準治療とみなされており、さらにCDK4/6阻害薬の追加も利益を示している。イタリアUniversity of Naples Federico IIのGiulianoらは、閉経後のHR陽性・HER2陰性転移乳がん患者の初回・二次治療において、化学療法(±標的療法)または内分泌療法(±標的療法)を検討したすべての第2相・第3相試験を特定するシステマティックレビューとネットワークメタアナリシスを実施した。
【結論】
140件の研究(50,029名)が解析に含まれた。パルボシクリブ+レトロゾール、アベマシクリブ+アナストロゾール・レトロゾール、パルボシクリブ+フルベストラント、アベマシクリブ+フルベストラント、エベロリムス+エキセメスタン、PIK3CA変異患者でのalpelisib+フルベストラントなどが、アナストロゾールよりも優良な無増悪生存期間(PFS)と関連した。PFSについてパルボシクリブ+レトロゾールを上回る化学療法、内分泌療法レジメンは存在しなかった。パクリタキセル+ベバシズマブは奏効患者の割合で、パルボシクリブ+レトロゾールに優った。
【評価】
包括的なネットワークメタ解析により、内分泌療法とCDK4/6阻害薬の併用で最も高い効果が見込まれることを確認し、現行ガイドラインの推奨を裏付けた。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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