海外ジャーナルレビュー : 「癌」

HIVがん患者でのペムブロリズマブは安全:第1相試験
Assessment of the Safety of Pembrolizumab in Patients With HIV and Advanced Cancer - A Phase 1 Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:JAMA Oncology
年月:June 2019
巻:5
開始ページ:1332
【背景】
HIV感染者では各種のがんリスクが上昇するが、現代のがん治療薬臨床試験から除外されてきた。Fred Hutchinson Cancer Research CenterのUldrickらは、抗レトロウイルス療法を受け、CD4数が100 cells/μL以上のHIV進行がん患者(n=30)において、ペムブロリズマブの安全性を評価する第1相試験を実施した。
【結論】
6名がカポジ肉腫、5名が非ホジキンリンパ腫、19名が非AIDS指標悪性腫瘍であった。ペムブロリズマブに起因する可能性がある関連有害事象の多くは、グレード1・2であった。免疫関連有害事象として甲状腺機能低下症、肺炎、発疹、AST/ALT上昇、筋骨格系事象があった。KSHVウイルス血症の患者1名が死亡した。腫瘍奏効は、完全奏効が1名(肺がん)、部分奏効が2名(非ホジキンリンパ腫)、24週以上の病勢安定が2名(カポジ肉腫)、24週未満の安定が15名であった。
【評価】
HIVがん患者はがん臨床試験におけるunderrepresentedな集団であり(http://doi.org/10.1200/JCO.2017.73.7338)、このアンメットニーズを汲み取るための予備的試験がいくつか始まっている。この第1相試験でみられた安全性プロフィルは既存の試験と差がなく、HIV患者を除外すべきでないとするFDAやASCOの推奨に支持を与える。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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