海外ジャーナルレビュー : 「癌」

定位放射線手術による二次悪性腫瘍リスクを否定
Risk of radiation-associated intracranial malignancy after stereotactic radiosurgery: a retrospective, multicentre, cohort study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The Lancet Oncology
年月:January 2019
巻:20
開始ページ:159
【背景】
定位放射線手術を受けた患者での、長期的な二次性悪性腫瘍リスクあるいは良性腫瘍の悪性転換リスクは重要な関心事である。カナダUniversity of Western OntarioのWolfらは、チェコ・スペイン・アメリカの5施設からなるガンマナイフ放射線手術患者のコホートで、放射線関連の二次頭蓋内悪性腫瘍、良性腫瘍の悪性転換の発生率を推定した(n=4,905)。
【結論】
フォローアップ期間は中央値8.1年(最短5年)であった。3,251名の良性腫瘍患者において、悪性転換が疑われる診断が2名あった(10万人年あたり6.87件)。4,905名全員で、放射線手術関連の頭蓋内悪性腫瘍は1名のみであった(2.26件)。また2名で照射野と関連のない頭蓋内悪性腫瘍があった。
【評価】
ガンマナイフ後患者での悪性腫瘍リスクは、欧米諸国一般集団でのCNS悪性腫瘍リスクと同等であると考えられた。後向コホート研究という限界はあるが、患者に安心をもたらすデータである。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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