海外ジャーナルレビュー : 「癌」

世界各国の青年期がんの罹患率と死亡率
Cancer incidence and mortality among young adults aged 20-39 years worldwide in 2012: a population-based study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The Lancet Oncology
年月:December 2017
巻:18
開始ページ:1579
【背景】
若年成人層の国際的ながん疾病負担は十分に理解されていない。フランスInternational Agency for Research on CancerのFidlerら(GLOBOCAN 2012)は、2012年の若年成人(20〜39歳)における主要27癌種の罹患率・死亡率を、全世界・地域・国(n=184)ごとに推定する集団ベース研究を行った。
【結論】
2012年、全世界で975,396件の新規がん発症、358,392件のがん関連死亡があった。年齢標準化罹患率は10万人あたり年43.3件、年齢標準化死亡率は15.9件であった。疾病負担は女性で大きく、乳がん・子宮頸がん・甲状腺がん・白血病・大腸がんの新規発症が多く、死亡では乳がん・肝がん・白血病・子宮頸がんによるものが多かった。発展レベルや地域によりがんの内訳は大きく異なり、移行経済地域では感染関連がんが多かった。人間開発指数が高い国では罹患率が高い一方(64.5件 vs. 46.2件)、死亡率は低い国で高かった(9.2件 vs. 25.4件)。
【評価】
青年期がんを対象とした初めての国際的調査である。全体としては、青年期がんの疾病負担は中・高齢者がんより小さいものであったが、社会経済的な背景による大きな不均衡が存在した。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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