海外ジャーナルレビュー : 「癌」

ALK/ROS1陽性肺がんに新規チロシンキナーゼ阻害剤lorlatinib
Lorlatinib in non-small-cell lung cancer with ALK or ROS1 rearrangement: an international, multicentre, open-label, single-arm first-in-man phase 1 trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:The Lancet Oncology
年月:December 2017
巻:18
開始ページ:1590
【背景】
Lorlatinib(PF-06463922)は、高い選択性と脳浸透性を持つ新世代のALK/ROS1チロシンキナーゼ阻害剤である。Massachusetts General HospitalのShawらは、ALKまたはROS1陽性の非小細胞肺がん患者を対象に、用量漸増によるlorlatinibの安全性・有効性・薬物動態を検討する第I相試験を実施した(n=54)。
【結論】
ALK陽性が77%、ROS1陽性が23%で、72%が中枢神経系転移を有した。最大耐量は特定されなかったが、一日あたり100 mgが第II相以降の推奨用量となった。ALK陽性患者では客観奏効率46%で、そのうち2ライン以上のTKI治療歴のある患者では42%であった。ROS1陽性患者では客観奏効率50%であった。
【評価】
FDAの画期的新薬指定を受けている第三世代ALK阻害剤で、TKI耐性患者に重要なオプションをもたらしうる。ファーストラインでクリゾチニブと直接比較する第III相試験CROWNが開始されている(NCT03052608)。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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