海外ジャーナルレビュー : 「看護」

妊娠・出産は多発性硬化症発症を遅らせる
Association of Pregnancy With the Onset of Clinically Isolated Syndrome [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護
ジャーナル名:JAMA Neurology
年月:September 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
多発性硬化症(MS)は女性に多く、発症好発年齢は妊娠可能年齢と重なるが、妊娠との関連は。オーストラリアRoyal Melbourne HospitalのNguyenらは、2,557名のCIS(臨床的単一症発症型)MS女性を対象とする多施設コホート研究を行った。主要アウトカム指標は、CIS発症までの時間である。
【結論】
妊娠・出産歴のある女性は、妊娠歴のない女性と比較してCIS発症が遅かった(HR:0.68、遅延時間中央値3.3年)。出産経験女性も出産未経験女性よりCISの発症が遅かったが、妊娠・出産の回数とCIS発症の遅延には関連がなかった。
【評価】
2002年のレビューで、「そういうこともあるかもしれない」とされた仮説である(https://pmj.bmj.com/content/78/922/460.full)。2,500名規模でのコホート研究で非常に強い仮説となった。病因論・病態形成論とも深く関り、追試と掘り下げが望まれる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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