海外ジャーナルレビュー : 「看護」

ゲイツ財団が後援、亜鉛による途上国小児の下痢抑制試験
Lower-Dose Zinc for Childhood Diarrhea - A Randomized, Multicenter Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:September 2020
巻:383
開始ページ:1231
【背景】
WHOは小児急性下痢症に対しZn 20mg/日の10〜14日間投与を推奨しているが、嘔吐増が問題である。同機関のSimonら(ZTDT)は、同疾患小児4,500名(インド・タンザニア)を対象とする用量探索RCTを行った。患者は硫酸亜鉛5mg・10mg・20mgに割り付けた。一次アウトカムは、5日を超える下痢、排便の回数(非劣性解析)、投与後30分以内の嘔吐の発現(優越性解析)である。
【結論】
5mg・10mgとも20mgに治療有効性において非劣性であり、嘔吐発現抑制においては優越した。
【評価】
途上国ではZn欠乏症有病率が高いとみられるため提唱されている対策だが、嘔吐が多いため広がらなかった。Bill and Melinda Gates財団の支援で行われた用量探索試験が成功したもので、先進国でも参考になる結果である。
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