海外ジャーナルレビュー : 「看護」

COVID-19関連川崎病様病態PIMS-TSをUKから報告
Clinical Characteristics of 58 Children With a Pediatric Inflammatory Multisystem Syndrome Temporally Associated With SARS-CoV-2 [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:July 2020
巻:324
開始ページ:259
【背景】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と関連するとみられる川崎病様病態が次々と報告されている。英国Imperial College LondonのLevinらは、2020年3月23日〜5月16日に川崎病様病態(小児多臓器系炎症症候群[pediatric inflammatory multisystem syndrome: PIMS-TS])の診断基準を満たしたCOVID-19入院患児58名を5月22日まで追跡し、2002〜2019年の川崎病入院患児(1,132名)・川崎病ショック症候群患児(45名)・TSS患児(37名)と比較した。
【結論】
対象者全員に発熱があり、更に腹痛(53%)・発疹(52%)・結膜充血(45%)等の非特異症状があった。50%がショックに陥り、強心薬使用や輸液・蘇生を必要とした。22%が川崎病の診断基準を満たした。14%に冠状動脈拡張または動脈瘤があった。川崎病・川崎病ショック症候群・TSSと比較して、PIMS-TS児は高齢(中央年齢9歳 vs. 2.7歳 vs. 3.8歳)、CRP等炎症性マーカーの高値(中央値229 mg/L vs. 67 mg/L vs. 193 mg/L)といった差がみられた。
【評価】
アメリカではMIS-C(multisystem inflammatory syndrome in children)と命名され、NYから95例のケースシリーズが報告されている(https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2021756)。この報告は重症性を強調するが、古典的川崎病との異同さえ未だ不明で、更なる症例蓄積が必要である。日本(東アジア)で全く発生がないことは、COVID-19病態発現自体の欧米と東アジアとの差異と関連する可能性がある。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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