海外ジャーナルレビュー : 「看護」

COVID-19パンデミック下ロンドンの大病院で死産が激増
Change in the Incidence of Stillbirth and Preterm Delivery During the COVID-19 Pandemic [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:July 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)罹患妊婦は早産・帝王切開リスクが高いという報告があるが、流行地域での死産・早産率の変化は。英国St George’s UniversityのKhalilらは、同院におけるパンデミック直前(出生数1,681名)とパンデミック猖獗時(2020年2〜6月期、1,718名)の妊娠アウトカムを比較した(母体年齢中央値33歳)。
【結論】
パンデミック期は未経産婦と高血圧妊婦が少なかったが、パンデミック前より死産率が高かった(P=.01)。パンデミック期において、後期胎児異常を除外した場合でも死産率が高いままであった(P=.01)。パンデミック期間中に、19名のCOVID-19患者妊婦が入院した。他方、死産であった女性はいずれもCOVID-19の症状はなく、死後または胎盤検査でもSARS-CoV-2感染は示されなかった。SARS-CoV-2のユニバーサルテストは2020年5月28日に開始され、出生した妊娠中の女性のうち1名のみが陽性であった。2期間の間に、37週前の出産、妊娠34週後の出産、NICU収容、帝王切開の有意差はなかった。
【評価】
死産率が2.38/1,000件から9.31/1,000件に4倍増した、ただし患者女性ではなかった、という衝撃的な報告で、メディアにも取り上げられている。一施設の前後研究でエビデンスレベルは低く、最低限多施設でのケース・コントロール研究による確認が必要だが、重要な仮説生成的報告である。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護)
Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
今日の治療薬 2020

今日の治療薬 2020
出版社:南江堂

5,060 円(税込)

診療報酬2020【BASIC】点数表

診療報酬2020【BASIC】点数表
出版社:医学通信社

3,300 円(税込)

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携
出版社:日本心臓リハビリテーション学会

6,600 円(税込)

Medical Online English Site