海外ジャーナルレビュー : 「看護」

COVID-19関連川崎病様病態MIS-CをNYから報告
Multisystem Inflammatory Syndrome in Children in New York State [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:June 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と関連するとみられる川崎病様病態はイタリア・イギリスで初めて報告され、米で多数症例が同定された後、MIS-C(multisystem inflammatory syndrome in children:小児多臓器炎症候群)と命名された。ニューヨーク州保健局のDufortらは、21歳未満入院患者の川崎病・TSS・心筋炎・MIS-C疑診症例患者191名から、SARS-CoV-2感染が確定しMIS-Cの定義に適合した患者(MIS-C確診95名、MIS-C疑診4名)のケースシリーズ報告を行っている。
【結論】
全患者に発熱または悪寒があり、97%に頻脈、80%に消化器症状、60%に発疹、56%に結膜充血、27%に粘膜変化があった。全患者にCRP上昇、91%にDダイマー、71%にトロポニン上昇があった。62%が昇圧剤治療を受け、53%が心筋炎を発症、80%がICU入室し、2名が死亡した。入院期間中央値は6日であった。
【評価】
極稀少病態で、患者は3/4が黒人・ヒスパニックだったが、これはNYでのCOVID-19成人例比率と同じである。年齢層は典型的川崎病症例より高めである。COVID-19診断は抗体のみも含めており、典型的「COVID-19肺炎」症状が出た患者はいなかった。「本場」である日本での発症がないまま、川崎富作氏は6月5日に死去した。
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