海外ジャーナルレビュー : 「看護」

COVID-19感染予防のためには家でもマスクすべきか
Reduction of secondary transmission of SARS-CoV-2 in households by face mask use, disinfection and social distancing: a cohort study in Beijing, China [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護
ジャーナル名:BMJ Global Health
年月:May 2020
巻:5
開始ページ:e002794
【背景】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)伝播抑制のため、家庭外で様々な公衆衛生対策(NPI)がとられているが、家庭内でマスクを着けるのはどうか。中国北京CDCのYangらは、124家族335名を対象に、パンデミック時の家庭での衛生対策と行動について質問し、家庭内でのフェイスマスク着用の効果を検討する後向コホート研究をおこなった。一次アウトカムは家族内でのSARS-CoV-2の二次感染である。
【結論】
世帯全体の二次感染率は23.0%であった。一次感染者の発症前に家族全員がマスクを使用すると、感染リスクは79%抑制された。家庭での塩素またはエタノールベース消毒剤の毎日の使用は、感染リスクを77%抑制した。他方、一次感染者が発病後にマスクを着けても防御効果はなかった。一次感染者との毎日の頻繁な接触は家庭内感染のリスクを18倍上げ、同感染者に下痢があった場合はリスクが4倍増した。世帯の混雑(household crowding)は非有意だった。
【評価】
誰でも気になる問題だが主題化されたのは初めてとみられ、世界的に追試されるべき重要な結論を導いた。著者らは、家庭内でもソーシャルディスタンシングを保つのは有効、としている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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