海外ジャーナルレビュー : 「看護」

父親の年齢と出生リスク:最大研究
Association of paternal age with perinatal outcomes between 2007 and 2016 in the United States: population based cohort study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:看護
ジャーナル名:British Medical Journal
年月:October 2018
巻:363
開始ページ:k4372
【背景】
母体年齢の出産リスクは周知だが、父親年齢の影響は確定されていない。Stanford UniversityのKhandwalaらは、2007〜2016年の全米出産データ(n=40,529,905)の後向解析により、父親年齢が母体および周産期アウトカムに与える影響を評価した。一次アウトカムは、妊娠期間・出生時体重・Apgarスコア5分値・NICU収容・産後の抗菌薬処方・痙攣(児)、および妊娠糖尿病・子癇前症(母)であった
【結論】
父親の年齢が高いほど早産・低出生体重・Apgarスコア低値のリスクが高かった。父45歳以上でのオッズ比は、早産1.14・痙攣1.18であった。父55歳以上では、母の妊娠糖尿病のオッズは34%高く、児のNICU入室のオッズは28%高かった。早産の13.2%、妊娠糖尿病の18.2%が、父親の高年齢に起因すると推定される。
【評価】
一応「よくない」という見方が定着しており大規模研究もあるが数百万が限度であり、今回の調査は桁違いである。父の高齢が母の妊娠糖尿病オッズを増す、という興味深い結果も含め、有害性を確認した。著者らはリスク規模は大きくないとしつつも、カウンセリングでの情報提示を期待している。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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