海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

ダパグリフロジンは慢性腎臓病薬にも
Dapagliflozin in Patients with Chronic Kidney Disease [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:October 2020
巻:383
開始ページ:1436
【背景】
SGLT2阻害薬には広汎な心血管系有益効果が示唆されている。オランダUniversity of GroningenのHeerspinkら(DAPA-CKD)は、eGFR 25〜75mL/min/1.73m2、尿中ACR 200〜5,000の慢性腎臓病(CKD)患者4,304名を対象として、ダパグリフロジンの腎保護効果を検証するRCTを行った(対照:プラセボ)。一次アウトカムは、eGFR 50%以上低下持続・末期腎不全(ESKD)・腎/心血管系因死亡の複合である。
【結論】
有効性明確化のため試験を中途終結した。追跡期間中央値2.4年で、ダパグリフロジンの一次アウトカム効果を認めた(HR:0.61)。一次アウトカムイベント1件に対する同薬のNNTは19であった。この効果は糖尿病の有無にかかわらず、また 安全性プロファイルは既知通りであった。
【評価】
DMとも高血圧とも無関係にCKD患者全般に同薬が有益である、とした高インパクトデータである。多くの追試を必要とするが、ACEI・ARBに対するアドオン薬という位置づけで良いのか、というのが次の問題の一つであろう。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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