海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

アメリカ喫煙関連癌サバイバーの喫煙継続オッズは非喫煙関連癌サバイバーの2倍
Smoking Behaviors in Survivors of Smoking-Related and Non-Smoking-Related Cancers [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:JAMA Network Open
年月:July 2020
巻:3
開始ページ:e209072
【背景】
癌サバイバーの喫煙行動は。The University of Texas MD Anderson Cancer CenterのSheteらは、2017 National Health Interview Surveyへの18歳以上の回答者26,742名のデータを解析した(癌サバイバー3,068名のうち、SRC[喫煙関連]は589名、NSRC[非喫煙関連]は2,297名)。
【結論】
全癌サバイバーの13.16%が現喫煙者だった。現喫煙率はSRCがNSRCより多く(19.78% vs. 10.63%)、癌診断時に喫煙していた癌サバイバーの43.96%は癌診断時に禁煙が成功し、56.04%が喫煙を継続、その56.49%が12ヶ月以内に禁煙に失敗した。癌診断後の喫煙継続オッズはSRCサバイバーがNSRCサバイバーの2.10倍であり、男性・狭心症・慢性気管支炎患者のオッズが高く、反対にヒスパニック・既婚者はオッズが低かった。
【評価】
2016調査では癌サバイバーの17%が喫煙しており(https://onf.ons.org/onf/43/4/prevalence-smoking-and-obesity-among-us-cancer-survivors-estimates-national-health)、率はやや下がっているが著減ではない。サバイバーの半数は禁煙できず、喫煙関連癌サバイバーは禁煙しないオッズが2倍、という衝撃的なアメリカデータである。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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