海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

Harvard Chan研究が卵のCVDリスク論争に決着?
Egg consumption and risk of cardiovascular disease: three large prospective US cohort studies, systematic review, and updated meta-analysis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:British Medical Journal
年月:March 2020
巻:368
開始ページ:m513
【背景】
卵摂取が心血管疾患(CVD)リスクかどうかは未だに決着がついてない。Harvard T H Chan School of Public HealthのDrouin-Chartierらは、ベースラインでCVD・T2D・癌の無いNHS(n=83,349)・NHS II(n=90,214)・HPFS(n=42,055)登録者を対象として前向コホート研究を行い、またさらに既存前向コホート研究(n=1,720,108)を対象とする系統レビュー・メタアナリシスを行った。一次アウトカムは、CVD(非致死心筋梗塞・致死冠性心疾患・脳卒中)である。
【結論】
卵の1日1個摂取は一次アウトカムリスクと関連しなかった。これは前向コホートのメタ解析でも同様であり、また冠性心疾患・脳卒中でも同様だった。地域別解析では、欧米では関連がなかったが、アジアコホートでは軽度の逆相関(HR:0.92)がみられた。
【評価】
Northwestern 2019研究では、卵3〜4個/週でもリスクは増加するとしていた(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30874756)。この研究は、実解析の規模が1桁違い、170万データをメタ解析しており、現時点では最も信頼度が高いと考えられる。ただし著者らは、「他にも食べ物があるのだから、卵をそんなにたくさん食べる必要はない」としている。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
介護報酬の解釈 1 単位数表編 令和元年10月版

介護報酬の解釈 1 単位数表編 令和元年10月版
出版社:社会保険研究所

5,280 円(税込)

JAID/JSC感染症治療ガイド 2019

JAID/JSC感染症治療ガイド 2019
出版社:ライフサイエンス出版

2,640 円(税込)

よくわかる新生児マススクリーニングガイドブック

よくわかる新生児マススクリーニングガイドブック
出版社:診断と治療社

5,500 円(税込)

ICUに配属ですか?!

ICUに配属ですか?!
出版社:メディカ出版

2,640 円(税込)

誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた 第2版

誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた 第2版
出版社:医学書院

3,850 円(税込)

Medical Online English Site