海外ジャーナルレビュー : 「救急医療」

一酸化炭素中毒後の患者では静脈血栓が好発する
Risk of Venous Thromboembolism After Carbon Monoxide Poisoning: A Nationwide Population-Based Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:救急医療
ジャーナル名:Annals of Emergency Medicine
年月:May 2020
巻:75
開始ページ:587
【背景】
一酸化炭素(CO)中毒は化学物質中毒の第一位であるが、CO中毒後の患者で静脈血栓塞栓症が増加するとの報告がある。韓国Hanyang UniversityのChoらは、同国の行政請求データを利用しCO中毒後の静脈血栓塞栓症リスクを、1年後の同期間と比較した(n=22,699)。
【結論】
静脈血栓塞栓リスクは、CO中毒後0〜90日間に有意に上昇した(オッズ比3.96)。90〜360日後のリスクは有意に上昇しなかった。CO中毒後0〜30日間では、肺塞栓症リスクが22.00倍、深部静脈血栓リスクは10.33倍に上昇していた。
【評価】
国家規模のコホートでの調査により、CO中毒後短期的に血栓リスクが大きく上昇することを確認した。絶対リスクは小さいものの注意が必要な集団である。
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取り上げる主なジャーナル(救急医療)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)
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