海外ジャーナルレビュー : 「救急医療」

救急興奮患者の緊急鎮静ではミダゾラム筋注が有効
Intramuscular Midazolam, Olanzapine, Ziprasidone, or Haloperidol for Treating Acute Agitation in the Emergency Department [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:救急医療
ジャーナル名:Annals of Emergency Medicine
年月:October 2018
巻:72
開始ページ:374
【背景】
救急の興奮患者はしばしば緊急鎮静を必要とするが、最良の鎮静薬が何かについてはコンセンサスがない。Hennepin County Medical CenterのKleinらは、同施設で興奮の治療に筋肉内投薬を受ける連続患者において、3週ごとに事前に指定した薬剤(ハロペリドール5 mg/10 mg、ziprasidone 20 mg、オランザピン10 mg、ミダゾラム5 mg)による鎮静を行いAltered Mental Status Scaleによる評価を行った(n=737)。
【結論】
投与後15分時点で十分な鎮静が行われた患者(AMSS <1)の割合は、ミダゾラム群71%・オランザピン群61%・Ziprasidone群52%・ハロペリドール5 mg群40%・ハロペリドール10 mg群42%と、ミダゾラム群で最も優れ、オランザピン群が続いた。有害事象は稀で(錐体外路症状0.3%・低血圧0.5%・高血圧1%・挿管0.5%)、発生率は各群で同等であった。
【評価】
ミダゾラムは鎮静維持に追加薬剤を要する率が高かったものの、他の薬剤よりも速やかな緊急鎮静が可能であった。また、ミダゾラムで懸念される呼吸抑制はこの研究では見られなかった。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)
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