海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

AF患者には早期にリズムコントロールを:EAST-AFNET 4
Early Rhythm-Control Therapy in Patients with Atrial Fibrillation [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:October 2020
巻:383
開始ページ:1305
【背景】
心房細動(AF)管理では早期にリズムコントロールする方がよいのではないか、という意見は根強い。ドイツUniversitatsklinikum Hamburg-Eppendorf HamburgのKirchhof ら(EAST-AFNET 4)は、2,789名の同患者を対象としてこの問題を検証するRCTを行った(対照:通常治療)。介入法にはアブレーションを含んだ。一次有効性アウトカムは、心血管因死亡・脳卒中・心不全悪化/ACS起因入院の複合、一次安全性アウトカムは、死亡・脳卒中・治療関連重篤有害事象の複合である。
【結論】
追跡期間中央値5.1年時点での中間解析により介入の一次アウトカム有効性(HR:0.79)が示され、試験を停止した。一次安全性アウトカムに群間有意差はなかった。
【評価】
2002年NEJM掲載のAFFIRM結果が「リズムコントロールとレートコントロールに差なし」としたため(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa021328)、主流となることができなかった見方だが、アブレーションの盛行も寄与してか、主流化の方向となった。ESCが支持する抗凝固療法主体の統合アプローチAtrial Fibrillation Better Care (ABC) (https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30153428/)の考え方をベースとすべきであろう。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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