海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

アラートベースCDSシステムでAFの抗凝固薬処方率を改善:AF-ALERT
Alert-based computerized decision support for high-risk hospitalized patients with atrial fibrillation not prescribed anticoagulation: a randomized, controlled trial (AF-ALERT) [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:European Heart Journal
年月:March 2020
巻:41
開始ページ:1086
【背景】
心房細動(AF)患者への抗凝固薬療法最適化のために、アラートベースのコンピューター化意思決定支援(CDS)システムは有効か。Harvard Medical SchoolのPiazzaら(AF-ALERT)は、抗凝固薬未処方AF患者458名を対象としてこれを検証するRCTを行った(対照:通常処置)。一次エンドポイントは、抗凝固薬の処方頻度である。
【結論】
CDS導入群で一次エンドポイント効果を認めた(入院時:25.8% vs. 9.5%、退院時:23.8% vs. 12.9%、90日時:27.7% vs. 17.1%)。アラートCDSにより90日時の死亡・MI・脳血管障害・全身性塞栓症の複合オッズは減少した(OR:0.45)。
【評価】
電子カルテデータベースを用いたCDSシステムの既存報告(SUPPORT-AF・CDS-AF)では、抗凝固療法の処方率・アドヒアランスの改善が見込めなかったが、本研究のHarvard開発CDSシステムでは処方改善とともに死亡・塞栓症オッズの低減も示された。有望ツールとして期待できる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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