海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

AMI後心原性ショックでImpellaはIABPに劣る
Association of Use of an Intravascular Microaxial Left Ventricular Assist Device vs Intra-aortic Balloon Pump With In-Hospital Mortality and Major Bleeding Among Patients With Acute Myocardial Infarction Complicated by Cardiogenic Shock [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:February 2020
巻:323
開始ページ:734
【背景】
Impella(intravascular microaxial LVAD)の登場はAMI後心原性ショックに新しいアプローチをもたらしたが、IABPより本当に優れているのか。University of CaliforniaのDhruvaらは、ACC全国レジストリ登録患者(AMIでPCIを施行)28,304名のデータを後向解析した。一次アウトカムは、入院時死亡・入院時有害事象である。
【結論】
Impella使用は6.2%、IABPは29.9%であった。1,680の傾向スコアマッチペアにおいて、ImpellaのIABPへの一次アウトカム劣性を認めた(死亡率:45.0% vs. 34.1%、入院時出血率:31.3% vs. 16.0%)。PCI開始前後でも変わりはなかった。
【評価】
EUからも同等データが提出され、大きな反響を呼んでいる(https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCULATIONAHA.118.036614)。後向研究としては上質であり、ImpellaがIABPより優れているという根拠は消失した。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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