海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

急性期脳梗塞に対する血管内治療での血圧管理は平均血圧で
Blood Pressure Thresholds and Neurologic Outcomes After Endovascular Therapy for Acute Ischemic Stroke: An Analysis of Individual Patient Data From 3 Randomized Clinical Trials [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:JAMA Neurology
年月:January 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
急性期脳梗塞に対する血管内治療(EVT)中の血圧管理目標は。オランダAarhus University HospitalのRasmussenらは、3RCTのデータを後向検討した(n=365)。患者は平均71.4歳、NIHSSスコア17、半数が全身麻酔であった。
【結論】
平均血圧(MABP)70 mmHg以下がトータル10分以上およびMABP 70 mmHg以下が連続20分以上の患者では、90日目のmRSスコアが有意に上がった(aOR: 各1.51・2.30)。mRSスコア悪化のNNHは、各10例・4例であった。他方、MABP 90 mmHg以上がトータル45分以上およびMABP 90 mmHg以上が連続115分以上の患者では、90日目のmRSスコアが有意に上がった(aOR: 各1.49・1.89)。同NNHは10例・6例であった。
【評価】
EVT中の麻酔管理(全身麻酔か処置時鎮静か)に関するRCTデータを利用したメタアナリシスである。現在の管理指標は収縮期圧だが(140〜180 mmHgに維持)、MABPを指標とした厳密な血圧管理が必要なことを示唆しており、注目される。ただし、全身麻酔か否かで異なる可能性がある。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
今日の治療薬 2020

今日の治療薬 2020
出版社:南江堂

5,060 円(税込)

レジデントのための感染症診療マニュアル 第4版

レジデントのための感染症診療マニュアル 第4版
出版社:医学書院

13,200 円(税込)

医科点数表の解釈 令和2年4月版

医科点数表の解釈 令和2年4月版
出版社:社会保険研究所

6,490 円(税込)

治療薬ハンドブック 2021

治療薬ハンドブック 2021
出版社:じほう

4,840 円(税込)

Medical Online English Site