海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

ICU高齢患者への昇圧療法は「慎重に」すべきか?
Effect of Reduced Exposure to Vasopressors on 90-Day Mortality in Older Critically Ill Patients With Vasodilatory Hypotension: A Randomized Clinical Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:February 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
ICUの、特に高齢患者の血圧維持のための昇圧薬使用のリスク・ベネフィットは、十二分に検討される必要がある。カナダUniversite de Sherbrooke, SherbrookeのLamontagneらは、昇圧薬の抑制的使用がより有益である、という仮説を検証するRCTを行った(n=2,600、65歳以上)。血管拡張性低血圧患者をMAPターゲット群(60-65 mmHg、permissive hypotension)と従来治療群(臨床医の判断)に割り付けた。一次アウトカムは、90日時点の全死因死亡である。
【結論】
MAPに一次アウトカム有効性は認めなかった。 
【評価】
著者らは「この問題は臨床的に重要であるため信頼区間の幅も考慮すべきである」と「結論」に特記し、昇圧薬抑制はベネフィットが多いだろうと示唆しているが、ガイドライン変更を迫るエビデンスとはならなかった。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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