海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

睡眠時の酸素飽和度ドリフトは心血管死亡の予測因子
Composition of nocturnal hypoxaemic burden and its prognostic value for cardiovascular mortality in older community-dwelling men [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:European Heart Journal
年月:January 2020
巻:41
開始ページ:533
【背景】
睡眠呼吸障害(SDB)とも関連する夜間低酸素負荷(NHB)は心血管原因死亡リスクである。豪University of AdelaideのBaumertらは、MrOS睡眠研究参加2,840名の男性での夜間の酸素測定データを実測して、夜間低酸素負荷諸指標と心血管(CV)死亡との関連を解析した。
【結論】
フォローアップ期間8.8年で、6.5%がCV疾患で死亡した。CV死亡と有意に関連したのはT90(O2飽和度90%以下の時間数)だった(HR:1.21)。T90 >12分の男性は、CV死亡のリスクが高かった(HR:1.59)。T90の変動の20.7%は、酸素飽和度の非特異的ドリフトに起因するとみられた。
【評価】
現在のNHBの標準指標はapnea-hypopnea index(AHI)だが、不十分とみられている。この研究は、夜間におけるSpO2の不規則なドリフトが心血管死亡リスクを予測する、という重要な仮説を生成した。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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