海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

UK BiobankビッグデータでBMI・FMI・FFMIと心血管疾患の関連を解析
Body mass index and body composition in relation to 14 cardiovascular conditions in UK Biobank: a Mendelian randomization study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:European Heart Journal
年月:January 2020
巻:41
開始ページ:221
【背景】
UK Biobankの遺伝子データは、肥満の疫学にもインパクトを与えている。スウェーデンKarolinska InstitutetのLarssonらは、同登録参加者367,703名のメンデルランダム化手法解析により、BMIと13の心血管疾患および動脈高血圧症との関連を検討した。
【結論】
多変数に関する調整後、SNPにより予測されたBMIは、8アウトカムと正に関連した:大動脈弁狭窄・心不全・深部静脈血栓症・動脈性高血圧・末梢動脈疾患・冠動脈疾患・心房細動・肺塞栓症。SNPにより予測されたFMIは9アウトカムと正の関連が示唆され、最大の関連性は大動脈弁狭窄にあった(BMI 1 kg/m2増あたりのOR:1.46)。FFMIは心房細動・虚血性脳卒中・腹部大動脈瘤と負に関連することが示唆された。
【評価】
主流見解を定評あるビッグデータで補強したものだが、FMIと大動脈疾患との関連の指摘は新しい。著者らはこの結果を「遺伝子で肥満になる」と解釈しないよう注意している。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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