海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

動脈硬化性心血管疾患患者の1/4はicosapent ethyl適応?
Real-world risk of cardiovascular outcomes associated with hypertriglyceridaemia among individuals with atherosclerotic cardiovascular disease and potential eligibility for emerging therapies [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:European Heart Journal
年月:January 2020
巻:41
開始ページ:86
【背景】
REDUCE-ITは、スタチン治療中のTG高値アテローム硬化性心血管疾患(ASCVD)高リスク患者に対するicosapent ethyl(EPA:高純度製剤)の効果を示した。カナダUniversity Health NetworkのLawlerらは、オンタリオ州成人2,424,865名のデータに基づき、同薬のリアルワールド使用の可能性を推定した。
【結論】
REDUCE-IT試験適格とされるべき患者は8.1%で年齢中央値は69歳、30%が女性だった。平均2.9年のフォローアップで、24,097件の複合ASCVDイベントが発生しており、TGの増加は用量依存的に同イベント高リスクと関連した(354 mg/dl以上でHR:1.5)。ASCVD患者の25%は、LDLcコントロール下にも関わらず高TG血症であった。
【評価】
リアルワールドでのEPA適応患者を推定する最大のコホート研究である。著者らの結論は、ASCVD患者の4人に1人がEPA治療適応であろう、というものである。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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