海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

1.5T CMRは安全なのか
The effect of 1.5 T cardiac magnetic resonance on human circulating leucocytes [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:European Heart Journal
年月:January 2018
巻:39
開始ページ:305
【背景】
心臓核磁気共鳴(CMR)検査にはイオン化放射線イメージングのような有害作用はないと考えられてきたが、これに挑戦するデータも現れてきている。英Manchester UniversityのMillerらは、in vitroにおける末梢血単核白血球(PBMC)のDNA統合性・細胞数・機能性、およびin vivoでのコホート研究(n=64)により、1.5T CMRの急性有害作用を検討した。
【結論】
1.5T CMRは、in vitro・in vivoともにDNA損傷につながらなかった。PBMCのヒストンH2AXリン酸化(γ-H2AX)には患者間に大きな差異があった。In vitroでの細胞統合性・機能性には変化がなかったが、in vivoで循環T細胞数がCMR後に有意に減少した。
【評価】
散発的に出てきていた基本的問題に関する現在まで最大の検証で、従前の陽性結果がばらつきによる可能性を示唆しつつも、「一応問題はないが多少の変化がみられる」とする結果を導いた。染色体への作用や発がん性の問題はさらに追及されるべきである。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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