海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

移植心冠動脈病変のスクリーニングは非侵襲的に
Diagnostic and prognostic value of myocardial blood flow quantification as non-invasive indicator of cardiac allograft vasculopathy [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:European Heart Journal
年月:January 2018
巻:39
開始ページ:316
【背景】
移植心冠動脈病変(CAV)は同所性心移植(OHT)の重要な長期予後因子だが、標準スクリーニングは侵襲的である。Brigham and Women's HospitalのBravoらは、通常PET‐MPIへの心筋血流量(MBF)測定追加の診断能・予後能改善度を検討した。94名のOHT患者を主要イベント(死亡・再移植・急性冠症候群・心不全入院)発生まで追跡した(追跡期間中央値3年)。
【結論】
中等度〜重症のCAVのPETのみによる検出の感度・特異度・陽性的中率・陰性的中率は、各83%・82%・50%・96%であった(ROC area:0.82)。LVEF・MBFの追加により、これらは各83%・93%・71%・96%まで改善された(ROC area:0.88)。有害事象は、PET CAVスコア正常・軽度・中等度〜重症各5%・9%・25%生じた。標準PETへのMBF・LVEF評価の追加は推奨できる。
【評価】
局所‐全域MBFを定量できる、というPETの特性を生かした非侵襲的スクリーニング法の提案である。高侵襲化しつつある精密スクリーニングの頻度を減らすことができる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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